橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

中野「ぢどり屋 中野店」

classingkenji2009-08-17

この店は今年の六月に紹介した。「生ホッピー」の文字に引かれて入ったのが、この店。その日は生ホッピーの文字にひかれて入ったのだが、冷えてないジョッキを使っているらしい。店員が「生ホッピー、いかがですか」と聞くので、「ちょっとぬるいなぁ」と答えると、「すみません、来週にはジョッキのクーラーが入りますので」という。そこで今日は、二度目の来店である。
ご覧の通り、まずまずのコンディションの生ホッピーである。「ぢどり」のたたき、そして牛の大腸を使ったホルモン炒めによく合う。生ホッピーを出す店は、初心者にはちょっと入りにくい雰囲気の「こだわりの店」である場合が少なくないのだが、ここなら明るく開放的で、気軽に入れるはず。(2009.8.8)

中野区中野5-59-1 
16:00〜23:30 不定