「カミヤ」
二軒目は、ここ「カミヤ」へ。同名の店が都内にいくつかあるが、同じスタイルを踏襲している。それは、店に入った最初に、串を一〇本注文しなければならないこと。といっても、一本八〇円だから、八〇〇円。付け出しに三〇〇円取られるような店のことを考えれば、格安といえる。私は、生レバとカシラを注文。酒は、ホッピー(三九〇円)。この店ではホッピーを注文すると、氷なしのものが出てくる。といっても、ジョッキが冷えていない「二冷」。この季節になるとちょっとぬるく感じるので、二杯目には氷を少しだけ入れてもらった。
生レバは新鮮そのもので、純粋なレバーの味がする。カシラは、脂の部分と肉の部分を交互に刺したもので、これもうまい。店内は、ほぼ満員。サラリーマンが多いが、若い男の一人客やカップルもいる。モツ焼が好きな人なら、一〇本くらいは軽く食べられるから安く済むし、何より味がいい。酒も安い。「居酒屋放浪記」の熊猫刑事さんが絶賛しているが、ここを新橋のもつ焼屋の筆頭にあげる気持ちはよく分かる。(2009.5.21)
港区新橋4丁目19-1