金沢「鏑木」
今日は、義父母の金婚のお祝いで、ヤミ市時代の名残をとどめる飲食店街・木倉町にあるこの店で夕食会。洋風が基本だが、和や中華の要素も取り入れるレストランである。本日の献立は、オードブル四点盛りに始まって、サラダ、スープ、蟹クリームコロッケ、伊勢エビのグラタン・ペンネ添え、フォアグラの照り焼き、ヒレステーキと続く。伊勢エビは、ペンネの味がわずかに邪魔だが、まあまあの出来。フォアグラはもっと美味しい食べ方があると思うが、意外に照り焼きもいける。ヒレステーキは、地方都市としてはかなり高水準。酒はワインが中心で、ボトルだとミュスカデ三六七五円、グラーブやコート・デュ・ローヌが四二〇〇円など、いずれもあまり有名でないシャトーものだが、リーズナブルだ。
この店の特徴は、器に多彩な九谷焼を使っていること。もともと九谷焼を商う美術商の経営で、こんなところが金沢らしい。あくまでも市民がたまに行くレストランであり、観光客が行く店ではないと思うが、興味があればどうぞ。ホットペッパーにサイトがあり、コース料理はここの割引券を使うとかなり安くなる。(2008.12.23)
石川県金沢市木倉町1-8 11:30〜14:00、17:00〜23:00 無休