橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

魚へんに愛

classingkenji2008-10-30

とある居酒屋でみつけた、不思議な文字。メニューの短冊の間に、さりげなく挟み込まれている。何となく、気持ちはわかる。魚好きたちの好きな魚の良いところを集めたら、こんな名前の魚になるのかもしれない。
これを書いた店の人は知らなかっただろうけれど、真名真魚辞典によると、本当にこんな字があるらしい。用法は複数あり、ムツ、アユ、アイナメなどを指すとのこと。いずれも味の濃い、美味しい魚である。店については、また明日。