「まるかや本店」
さて、もう一軒、と路地を歩き回る。看板に誘われて細い路地に入ると、蠱惑的な赤ちょうちんと縄暖簾、そしてホッピーの暖簾が。そして、店先に置かれているのは、なんと生ホッピーの樽である。生ビールの樽はよく見かけるが、生ホッピーのものをみたのは初めて。ビールのものより細長く、容量は一九リットルとある。生ホッピーが三九〇円なら、リーズナブルだろう。
店内は、思ったより明るい。右側にカウンター、左側にテーブルがいくつか。モツ焼は、二本二六〇円から。焼鳥や野菜焼など、串のメニューは豊富だ。その他、モツ煮込み三九〇円、ガツ刺し三九〇円、ポテトサラダ三〇〇円など。レモンハイボールは二九〇円、ウーロンハイ、緑茶ハイなどは三〇〇円と、下町価格。生ホッピーは、十分美味しい生ホッピーの味。レモンハイは、普通の味だった。店を切り盛りしているのは、若者たちで、今年の四月に開店したとのこと。最近、若者たちが始めた居酒屋を見かけることが多い。アルバイトとして修行を積み、独立したということか。それとも、雇われているのか。どんな経歴なのか。気になるところである。だれか、若手研究者で居酒屋店長・店員の職業経歴調査でもやろうという人はいませんか。聞き取り調査をするためには、飲み食いしないわけにも行かないだろう。その費用は、私がもちますよ。(2008.9.25)
足立区千住2-62 18:00〜23:30 無休