橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「第二宝来家」

classingkenji2007-11-27

バーチャル居酒屋「とり橋」オフ・ヤミ市篇、二軒目は新宿に移動し、やきとり横丁の「第二宝来家」へ。やはり、ヤミ市時代に開業した新宿の焼きとん屋元祖だから、ここは外せない。山城屋さんが別の飲み会のため席を外し、初対面の人ばかりとなったが、大いに盛り上がる。酒好き・居酒屋好きの話題というのは、けっこう豊富なものである。サッポロビールを次から次に追加注文し、串焼きを次から次へと平らげる。今回初めて食べて、全員に好評だったのはハツの刺身。すっきりした味で、ごま油のタレがまた良い。この店に来たら、ぜひ試してみよう。最後は、店の前で記念撮影。現店主(創業者のお孫さん)が、シャッターを押してくれた。(2007.11.17)