大阪・梅田「大阪屋」
いったんホテルでチェックインを済ませ、また新梅田食道街へ。今度は、道路に面したところにある立ち飲み屋「大阪屋」である。活気がある。入り口のあたりには小皿料理が並び、周りに人が群がっている。スーツにネクタイ姿のサラリーマンがいる。ネクタイを外している人もいる。野球帽をかぶった労働者風や、ハンチング姿のご隠居風もいる。あるものは談笑し、あるものは静かに飲んでいる。瓶ビールとどて焼きを注文した。ビールはキリンのラガーで、大瓶四〇〇円。土手焼きは白味噌で、見かけは品がよく、味は濃い。これが三〇〇円。この店も、昼間からやっている。翌朝、店の前を通ると、野球帽をかぶった初老の男が三人ほど、それぞれ静かに酒を飲んでいた。立ち飲み文化は、やはり大阪の方がずっと格上である。(2007.10.27)