橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

豪徳寺「祭邑」

classingkenji2007-09-21

会議が長引いて、帰りが遅くなった。今日はどこかで飲んで帰ろうと思っていたのに、時間がない。でも、モツ焼きとホッピーへの欲求は抑えきれない。というわけで、近場の「祭邑」に立ち寄る。遅い時間帯なので、もう種類が少ない。カシラ、シロ、ガツ、豚トロだけ。まずは塩で三本。次にタレで三本。氷を少なめにしてもらって、ホッピーを飲む。締めは、ニホンシトロンの酎ハイ。隣の客がレモンハイを注文すると、なんとニホンシトロンの瓶に入ったレモン入り炭酸が出てきた。こんなものがあったとは知らなかった。次回はぜひ注文しなければ。もう一〇時過ぎだ。あしたは早いし、そろそろ帰ろう。場所が分かるように、少し離れたところから写真を撮ってみた。豪徳寺の駅を降り、右手に出て新宿方向をふり返れば、この店の灯が見えるはずだ。(2007.9.20)