橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

鄭銀淑『マッコルリの旅』(東洋経済新報社・2007年・1800円)

韓国の各地を旅しながら、その土地の大衆酒場で、家庭料理と郷土料理をいただきながらマッコルリを飲む。そんな本である。写真も、雰囲気を良く伝えている。市販のマッコルリも数多く紹介されていて、買うときの参考にもなる。私はこれを読んで、さっそく「二東マッコルリ」を買ってきた。これはいい本だ。詳しくは、橋本健二の読書&音盤日記を。

マッコルリの旅

マッコルリの旅