神保町「やきとり屋」
神保町の三省堂書店の二本裏側あたりにある焼鳥屋。名前の通りの焼鳥屋で、焼きとんはない。ここの名物は、生樽ホッピー。写真でご覧の通り見事にクリーミーな泡は、名ビアホールのビールに通ずるものがある。味は、申し分ない。TOKIO古典酒場の編集長が「蜂蜜のようなトロリとした甘さ」と形容しておられるが、たしかにその通り。ホッピー全体に通ずる独特のうま味(甘味)が凝縮したような趣だ。焼き鳥もおいしい。とくに「背肝」と呼ばれる膵臓のタレ焼き(写真右下)が良かった。ホッピー社の副社長(愛称・ホッピーミーナ)が絶賛したというのもうなずける。周辺のサラリーマンやOLでけっこう混んでいるが、入れないことはない。(2007.8.28)