『おとなの週末』2010年10月号
「食べログ」は、私もときどき使う。何しろ掲載店数が多いので、たいがいの店は載っている。このブログでも、住所や休業日などのデータを確認するのに使うことがある。しかし、どの程度信用できるのか。これは、とある小さな老舗居酒屋で主人から聞いた話。
この間、「食べログ」から電話が来たんですよ。アクセス数が多いというので、資料も送ってくる。それで電話かけてきて、お宅は何とかの部門で二位だけど、コマーシャル出したら一位になるぞ、ランキングの順序変えることもできますよ、ていうんですよ。何だろね、ありゃ。
食べログは読者からの評価によるランキングを標榜しているが、実際には有料の店舗会員というのがあって、読者の投稿とは違う広告掲載ができるようになっている。ということは、広告行為を「読者の評価」によってハク付けしているだけということになりはしないか。
この雑誌、今回の特集は「食べログを覆面調査」。食べログ上位の店を実際に訪ねてみたところ、いろいろ問題があったり、パン屋といいながら実際にはパンも作っているケーキ屋だったり、人気店だと併設の店まで上位になったり。さすがに、先の店主の話にあるような「捏造」を臭わせる話まではないが、けっこう面白い。
他の特集は、「2010激うま大賞」「丼の女王 海鮮丼」など。「昭和の偉人が愛した66店の今」は、今は亡き俳優や芸術家のエピソードなどあって、参考になる。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: 雑誌
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る