橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

新刊のご案内

新著が出版されました。今回はちょっと肩の力を抜いて、青春映画や梶原一騎の劇画、都市論・東京論などにまでテーマを広げています。居酒屋についても論じたかったのですが、これは次の機会にしましょう。内容は次の通りです。
第1章 階級の死と再生
第2章 階級へのまなざし――近代都市東京と「階級」
第3章 庶民とヒーローの階級闘争――『下町の太陽』と梶原一騎
第4章 拡大する階級格差
第5章 アンダークラス化する若者たち
第6章 女たちの階級選択
第7章 「格差社会」のゆくえ

階級社会 (講談社選書メチエ)

階級社会 (講談社選書メチエ)