橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2009-06-22から1日間の記事一覧

中野「牛の四文屋」

やきとり、魚に続いて、「四文屋」の第三の業態が登場らしい。今度は、牛である。 牛だから、安いというわけにはいかない。ランプ、ロース、イチボなどステーキ系は二〇〇円、シビレ、シマチョウ、ギアラなどホルモン系もだいたい二〇〇円だが、上ミノになる…