橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2009-01-16から1日間の記事一覧

佐藤和歌子『悶々ホルモン』

酒の本の出版が、あいかわらず多いが、先日も書いたように最近のトレンドは大衆酒場とB級グルメ路線。本書もそのひとつということになるが、書いたのは、一人で焼肉を食べに行くのを無上の喜びとする二八才の女性フリーライターというところがユニーク。その…