橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2008-07-19から1日間の記事一覧

鴨ささみの湯引き

パリの、マルシェと称するスーパーマーケットでは、日本ではみたことのない食材をいろいろ売っている。日本では滅多に見かけない仔牛は、ごく普通の食材で、肉はもちろんのこと、レバーやハツも普通に売られている。羊もいろいろな部位、それにやはりレバー…