橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2007-07-14から1日間の記事一覧

「のとだらぼち」

今日は、高校の同級生二人(うち一人は、私の妻だが−笑)と「のちだらぼち」で待ち合わせ。ここは、能登の企業家たちが出資しあって作った能登料理居酒屋である。「だらぼち」とは「ばか者」というような意味で、要領が悪く、鈍で、真っ正直な人間のこと。外堀…