橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2007-05-21から1日間の記事一覧

『かわら版 人世横丁』

この冊子は、人世横丁商店会がその歴史と現在をまとめたものである。5月15日の『朝日新聞』によると、この横丁がかつて色町だったとする本があり、これを客から見せられた商店会の会長さんが「すごく悔しかった。何とかして活字で正したかった」と、まとめる…