橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2006-12-25から1日間の記事一覧

文藝春秋編『東京いい店うまい店2007−2008年版』

一部では、『日本のミシュラン』とも呼ばれているそうな。創刊四〇年を誇る、今日のグルメガイドの原型を築いた本の、最新版。おそらく一九八〇年代の中頃から、二年に一回改訂されるようになっているが、毎回買ってもたいして役に立たないかと思い、二回に…