橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「赤バル レッツェ」

classingkenji2015-12-23

少し飲んで、池袋に帰ってきた。さて、もう一軒寄ろうかと考えて、前から気になっていたこの店へ。「赤バル」とは不思議な名前で、しかもバルの綴りがBARU。グーグルで調べてみると、なぜか日本にはこのように書いて「バル」と読ませる店がたくさんある。赤の方は、本店らしい店が赤羽にあるからか。
メニューを見て、まず気になったのは、「本日の鮮魚のカルパッチョ盛り」(七八〇円)。注文してみると、大きな皿にイサキ、鯛、秋刀魚、蛸が、そして中央の小鉢に鱈の白子が盛られたという、豪快な一皿。ドレッシングも、良質のバジルソースで、十分合格点。一人なら、これ一皿でだいぶ飲めそうだ。ワインはいろいろあるが、バス、ヒューガルテンなど輸入の生ビールが五種類あって、ビール好きも楽しめる。
池袋の西口、西池袋公園に面した角にある。普段は、若者たちで賑わっている。(2015.11.16)

豊島区西池袋3-31-15
16:00〜23:30 無休