橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2008-03-19から1日間の記事一覧

東松山の「やきとり」

豚のモツなどを焼いたものを「やきとり」と呼ぶのはなぜかという問題については、以前書いたことがある。その発祥地というわけではないけれど、このタイプの「やきとり」を語るときに外せないのは、東松山の「やきとり」だろう。基本的には豚のカシラと長ネ…