橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

目白「天作」

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 この日は、目白の天ぷら屋さんでコースをいただくことに。目白駅から西へ少し歩き、左側に入った住宅地の入り口のような場所で、住所は新宿区下落合になる。
 コースは四〇〇〇円から七〇〇〇円までの4種類。今回は五〇〇〇円の月コースを注文。まずはサラダ、先付け(この日はひんやりした心太)のあと、最初に出てきたのは活け海老が二本。キス、舞茸、鮎、おくらとヤングコーン、ホタテの変わり揚げ、蒟蒻(田楽風の味噌をのせて)、ナス、穴子と続き、最後はご飯。ご飯はかき揚げご飯、天茶など何種類か選べるが、私は天ちらしをいただいた。いずれも色よくからりと揚がり、おいしい。日本酒は臥龍梅、豊盃などいいものが数種類ある。
 客は、目白の高級住宅地の住人らしいご夫婦や家族連れなど。リーズナブルに美味しい天ぷらをいただくことのできる、使い勝手のいい店だと思う。天ぷらは季節ものが多いから、春夏秋冬一度ずつくらいいってみようという気になった。ランチもやっている。(2019.7.13)

新宿区下落合3-2-16
11:30~13:30、17:00~21:30
17:30~21:30(土曜) 日休