橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

能登ワイン

classingkenji2017-07-10

この週末は、法事で能登へ。向かう途中で立ち寄ったのが、このワイナリー。かつては外部への委託生産で、甘い土産物ワインばかり造っていたワイナリーだが、いまでは周囲にある三〇ヘクタール近くの畑でベリーA、ヤマソーヴィニョン、シャルドネメルロー、サンジョベーゼ等を栽培し、自家醸造で一〇種類ほどのワインを造っている。
見学のあと、一通り試飲させてもらった。勝沼の名ワイナリーには一歩届かないが、まあよくやっているといっていい。品質は劣らないが、同ランクのワインの比較で、勝沼の一・五倍くらいの値がついている感じだろうか。これから、どんどん伸びていくだろう。応援していきたいワイナリーである。(2017.6.9)

石川県鳳珠郡穴水町旭ケ丘リ5