橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「やきとん赤尾」

classingkenji2016-03-23

秋元屋系の店がまたできたというので、行ってみることにした。住所は北区だが、JR板橋駅西口を出てすぐの場所なので、板橋のカテゴリーに入れておく。
カウンターだけの店だが、間口がやや広いので、一〇人以上は入れる。やきとんは種類が多く、みゃくもと、きくあぶらなど珍しいものもある。やき鳥も種類があって、なかには、ずりかべ、あぶらつぼなど、食べたことのないものも。ホワイトボードのメニューには、日替わりの一品料理が十数種類。料理は、充実しているといっていい。うれしいのは、いい日本酒を置いていること。この日メニューにあったのは、「互」「刈穂」「英君」「龍力」「松ノ寿」など一〇種類で、値段は六五〇円が基本。リーズナブルである。
開店から一年も経っていないようだが、常連客で賑わっている。近くの方、帰りに立ち寄れる方は、ぜひ行ってみるといい。(2016.3.13)

北区滝野川7-1-7 大沢ハイM 1F
17:00〜23:30 (土・日・祝16:00〜) 月休