橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

荒木町「タキギヤ」

classingkenji2015-04-03

この日は、仕事の打ち合わせ(?)で、荒木町へ。よそ者には敷居の高い場所だが、近くに住む人が案内してくれた。一軒目はビルの中の割烹居酒屋で、味は悪くないが、あまりコスパが良くない。いろいろ散策して、入ったのがこの店。
酒の品揃えがいい。定番酒が、「酔右衛門」「乾坤一」「花泉」「長珍」「王禄」「石鎚」など二〇種類。料理は刺身、焼き物、煮物などいろいろあるが、小皿で出てくる酒肴の種類が多く、値段も三〇〇−四五〇円と手頃なので、二軒目にはちょうどいい。すっかり酔って電車の中で寝てしまい、帰るのに苦労した(笑)。(2015.3.11)

新宿区荒木町7
17:00〜23:30 日祝休