橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

大阪「赤垣屋」

classingkenji2015-01-09

久しぶりの大阪の夜、二軒目はここ。なんとビル1階のモール、「明治屋」の並びに、この店がある。何とぜいたくなモールであることか。この日は入らなかったが、もう一軒「正宗屋」という大衆酒場もあって、ここは簡単に梯子酒ができる大衆酒場パラダイスだ。
この日は「地酒祭り」というのをやっていて、三種類の酒を格安で出していた。久保田・紅寿が四五〇円、八海山・特別本醸造が三七〇円、吉田蔵・大吟醸が三九〇円。これは全部飲むしかない。三八〇円の名物どて焼きをつつきながら三杯飲み干す頃には、ちょうどいい具合に酔いが回ってきた。(2014.11.21)

大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォーク 1F
15:00〜23:30(土・日・祝11:00〜22:00) 無休