橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

椎名町「やまちゃん」

classingkenji2014-06-25

椎名町に最近できた、やきとんの店。やきとんのメニュー見ると、かしら、かしらあぶら、から始まって、ちれ、半焼きちれ、あぶらなどが並ぶ。サイドメニューは、キャベツみそ、山芋しょうゆ漬け、がつ酢など。そして飲み物は、サッポロラガー、ホッピー(シャリキンもあり)、バイスサワー、金宮梅割りなど。まさに秋元屋系のラインナップ。日本酒も菊正宗、八海山、栗駒山とある。カシラとチレの味は、まさに秋元屋系だった。正確なことはわからないが、何か関係があるのは間違いない。
L字型カウンターに、外のテーブル席。はじめは空席があったが、だんだん客が入ってきて、すぐに満員に近くなった。うまくて安い店には、すぐに人が集まってくるのだ。私の家から最も近い秋元屋系。ときどき寄らせていただくことにしよう。駅北口から少し練馬寄り、サミットのすぐそばにある。(2014.6.17)

東京都豊島区長崎1丁目3-6
16:30〜23:00 月休