橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

金沢「タブリエ」

classingkenji2014-01-18

金沢での最後の夜は、家族みんなで外食。まずは、木倉町の「ぼんぼり」で日本酒をいろいろ飲んだあと、同じく木倉町に最近できたらしいイタリアンに入ってみることにする。木倉町のかなり奥の方、灯が暗くなったあたりにぽっと現われる佇まいが、なかなかよろしい。
だいぶ食べていたので、料理は前菜盛り合わせと生ハム程度にし、赤ワインをいただく。モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、ヴァルポリチェッラのかなり良いものが、4000円前後とたいへんリーズナブル。本格的なものは食べていないが、料理は盛りつけがきれいで、味も良さそうだ。インテリアもしゃれていて、若い女性のグループなどには喜ばれそう。(2013.12.29)

金沢市木倉町5−1‎
11:30〜14:00 17:00〜22:30 不定