橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ふるさと祭東京2014の地酒バー

classingkenji2014-01-15

加賀・能登の話の途中だが、ここでイベントの紹介。東京ドームで開催中のビッグイベント。東京ドームのフィールドいっぱいに、数百の売店とステージがあり、ステージでは入れ替わり立ち替わり、全国のお祭りが再現される。初日に行ってきたが、平日にもかかわらず満員盛況。
おすすめは、この地酒バー。川鶴、七田、紀土、英君、松の壽、楯の川、天山など。全国のいい酒一四蔵五六銘柄をセレクト。注文してお金を払うと、六〇ミリリットルほどのプラスチックのカップになみなみと注いでくれる。純米・純吟クラスは三〇〇円、大吟醸クラスは四〇〇円だから格安とはいえないが、気に入ったものは四合瓶を定価で買うことができるのがいい。というわけで私は、めったに売っているのにはお目にかかれない紀土の純米と純吟を買ってきた。
地ビール売り場も多く、全国の地ビールをはしご酒できる。小ジョッキ程度のプラスチックグラスで五〇〇円くらい。もちろん、酒の肴を売る店は数え切れない。開催は一月一九日まで。詳しくは公式ホームページを。(2014.1.10)