沼袋「沼袋バルkadoccino023」
仕事のあと、もつ焼きを食べに「たつや」へ寄る。帰りに見かけて入ったのが、この店。五月にオープンしたばかりらしい。
名前の通り、ちょっとスペイン風にイタリアンを加味したようなバルである。グラスとカラフェ(スパークリングの場合はボトル)を選べるワインが一〇種類ほど。カクテル、ウイスキー、焼酎などもひととおり揃っている。料理メニューの冒頭を飾るのは「生ハム原木」で、骨付の塊からそのつど切り出すというもの。量は十分で、飾りに黒オリーブをあしらい、五八〇円。コストパフォーマンスは素晴らしい。他は、カプレーゼ(五八〇円)、鮮魚のカルパッチョ(五八〇円)、レバームース(四八〇円)、ぶどう牛の赤ワイン煮込み(八三〇円)など。カウンター中心の店内はほどよい狭さで、外にテラス席がはみ出す。冬はともかく、これからの季節には良さそうだ。二階にも席があるらしい。沼袋も、梯子酒にいい町になってきた。(2012.6.21)
中野区沼袋1-36-6