橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ワイン新年会

classingkenji2012-01-17

三日は、恒例の新年会。妻のワイン仲間と、近所のイタリアン「レプロット」オーナーシェフ夫妻を招いて、料理三昧、ワイン三昧である。
料理は、自家製のサーモンとホタテのスモーク、鴨の治部煮、レプロットの牛ほほ肉の赤ワイン煮、その他持ち込みの料理。ワインは、シャトー・グリュオー・ラローズ、モンラッシェのグラン・クリュなど、ふだん飲めない物いろいろ、そして日本酒は丹沢の「隆」。外で飲むといくら取られるか分からない高級酒は、仲間同士で集まって飲むに限る。居酒屋とはまったく別種の楽しみである。