橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「銀座ライオン 銀座七丁目店」でビール初め

classingkenji2012-01-04

元旦は、まず佃島住吉神社へ行き、信心がないので初詣ではなく初詣風景の見物をした後、タクシーで銀座へ。一階のビヤホールは、ほぼ八割程度の入りで、しばらくするとほぼ満員になった。ご覧の通り和服を着ていったが、同じような和服姿は数名程度。銀座だからもう少し多いかと思ったが、考えてみれば和服を着るような人は二日以降に買い物に来るのだろう。鮮度・温度とも申し分ないビールの味は、やはり東京ではここが一番。ビール注ぎ名人の海老原さんがいなくなって、わずかに荒い泡が混じるようになったが、それでも美味い。
その後は、港区の知人宅で新年会。ワインをたくさん飲んで、帰ったのは一一時頃だった。(2012.1.1)