橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「テイルズ・エールハウス」

classingkenji2011-01-27

「せとうち」を出て神田駅の方へ少し歩いたところで、「ピルスナーウルケル樽生」の文字があるのを見つけた。日本で飲めるとは驚きだ。さっそく入ってみることにする。
ウルケルは専用のジョッキで出す。容積は、普通の中ジョッキくらいだろう。いい香りがする。ザーツホップの苦みとモルトの重量感は瓶入りでも感じられるが、それに加えて黒胡椒とフルーツの香りがする。空輸で現地から三−五日で届くとのこと。一四〇〇円は安くはないが、その価値はある。神田駅周辺で飲むとき、最初のビールはここで、というのが一つの使い方だろう。その他、瓶入りのビールをいろいろ置いている。名前はエールハウスだが、エールに限らない。本郷にも店があるとのこと。(2011.1.11)

千代田区鍛冶町2-11-18
17:30〜26:00(月〜金) 17:30〜23:00(土) 日祝休