橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

恵比寿「プレハブ酒場」

classingkenji2010-10-14

しばらく来ないうちに、恵比寿にも新しい居酒屋が増えた。道をはさんで「プレハブ酒場」と「立呑屋」。いずれも最近流行りのレトロ風味の居酒屋だが、意外にもちょっと高めの寿司屋「松栄」グループの経営とのこと。「プレハブ酒場」は、静岡おでん富士宮焼そば、キンミヤ焼酎とホッピーを前面に出すという、レトロB級風味の濃度の高い店作り。店内も、ラワン材とパイプ材の粗末なテーブルとパイプ椅子というような素朴な造り。
気軽に入れる店ではあるが、場所柄もあり値段はさほど安くない。サッポロ赤星中瓶が五五〇円、サワー類は四二〇円、ホッピー四二〇円、静岡おでん一つ一五〇円、富士宮焼そば五三〇円など。ちょっと高めの老舗が多い界隈だったから、近くに勤める人は重宝するだろう。(2010.9.18)

渋谷区恵比寿南1-4-12
17:00〜28:00(日祝16:00〜23:00) 無休