橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

浜松町「名酒センター」

classingkenji2010-08-17

浜松町の文化放送で番組収録の後、どこへ行こうかと考える。せっかく浜松町に来たのだから、ここに寄ってみよう。前回来たのは二〇〇六年の秋だったから、ほぼ四年ぶりになる。
内装が少し変わったようだ。L字型のカウンターができて、すっきりした感じだ。
社長の武者さんが、日本酒の本を書くため、ふだんはおいていない酒をいろいろ仕入れて試飲したとのことで、その残りが冷蔵ケースにある。その数、数十種類。そのあたりを重点的に、七種類ばかり試飲する。今回の収穫は、静岡の「天虹」。廃業した「忠正」の場所を引き取って新しく設立した酒蔵の作品で、静岡の酒の良さに、重厚さを加えた感じか。
試飲は、一杯二〇〇円、三杯セット五〇〇円から。近くへ行くことがあったら、寄ってみよう。(2010.8.10)

浜松町2-3-29 磯山第2ビル1F
11:00〜21:00(平日)
15:00〜20:00(第1・第3・第5土) 日、第2・第4土休