橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「ブラッスリー銀座ライオン 静岡店」のエーデルピルス

classingkenji2010-07-06

翌日の仕事は午前だけ。軽く昼食をいただいたあと、静岡駅まで行き、わさびやわさび漬けなど買物を済ませる。そして向かったのは、この店。駅ビルの一階にあり、改札からすぐだ。
国産のピルスナータイプのビールで最高峰は、何といってもサッポロのエーデルピルスである。しかしエーデルピルスは、大量のアロマホップを使っているために経時変化が大きく、良いコンディションでないと真価を発揮しない。工場の近くで飲みたいところだが、実はエーデルピルスを作っているのは、焼津にある静岡工場。工場にレストランは併設されていないので、飲むならこの店がベストということになる。
一口含むと、すばらしさが分かる。ザーツホップのスパイシー&フルーティーな香りに、全身を包まれるような気がする。一時間ほどかけて、ゆっくり三杯をいただいた。新幹線出張の折は、途中下車してでも行く価値がある。(2010.6.13)

静岡市葵区黒金町47 アスティ西館1F
11:00〜22:30(金土〜23:00 日祝〜22:00) 無休