橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

立石「二毛作」

classingkenji2010-03-08

三軒目は、仲見世商店街にあるこの店。おでんがメインの店だが、洋風メニューもあり、酒も焼酎・日本酒に加えて、ギネス、バスペールエール、スコッチが数種類、カクテル十数種類など揃っていて、まさに多国籍型。昼過ぎからやっているので、いろんな目的に使えそうだ。年中無休なので、近所にあったら、週末は昼から飲む習慣がついてしまいそうで怖い。
倉嶋編集長、ご機嫌でバスペールエールを飲んでいたかと思えば、うなだれて熟睡を始める。あとで聞いたら、このときすでに記憶がない。私はといえば、八時半頃に店を出て、何とか新宿までいって小田急に乗ったものの、気がつくと鶴川。上り電車で戻って、結局家に帰ったのは一一時過ぎだった。(2010.2.21)

葛飾区立石1-19-2 
14:00〜24:00(日・祝〜22:00)