松山「道後麦酒館」
東京へ帰る日になる今日は、道後温泉へ。道後温泉本館で、日の明るいうちから温泉にゆっくり浸かったあと、そのすぐ近くの道後麦酒館へ。これは道後の地酒「仁喜多津」で知られる水口酒造が経営する地ビールレストラン。ビールそのものはレストラン内ではなく、歩いて五分ほどの酒蔵併設の作業場で作られている。
ビールは三種類あり、右からケルシュタイプの「坊っちゃん」、アルトタイプの「マドンナ」、スタウトタイプの「漱石」。アサヒと技術提携しているとのことで、そのせいかややガス圧が高く、すっきりした味。アルトは私好みのビールだが、ホップの香りも良く、なかなか出来がいい。
料理は、たたきや唐揚げなどの地鶏料理、伊予牛のステーキや鉄板焼き、ビール酵母入りのじゃこ天、瀬戸内真鯛の刺身など、地元産を強調したものが多い。その意味では、まさに地ビールレストランだ。ポジションもいいので、道後温泉の風呂上がりにはもってこいだ。
水口酒造は年間製造量が三〇〇石と小規模だが、地ビールだけでなく、フルーツや野菜を使った発泡酒、吟醸酒ケーキ、入浴剤、石鹸など、多彩な商品展開で頑張っている。応援したい酒蔵だ。(2010.1.20)
松山市道後湯之町20-13 11:00〜22:00 無休