ラズウェル細木『酒のほそ道』第24巻
これは毎回というわけではなく、ときどき買っている酒と肴のマンガ。居酒屋で旬のものを食べる、初詣やハロウィーンなどの年中行事、ワインオープナーや箸袋など酒に関する小物のお話など、ストーリーにはいくつかのパターンがあって、けっこうバリエーションが豊富。主人公の宗達がときどき簡単な肴を作るが、著者はなかなか料理の心得があるようだ。
マンガの間にエッセイが入るのも特徴。面白かったのは、電子レンジの燗酒は不味くてすぐ冷めるという説を実験で検証したくだりで、味は変わらないし、冷めやすいこともないとか。当たり前といえば当たり前だが、笑ってしまった。締めたばかりの鯛と昨日締めた鯛の刺身を、同時に口に入れて歯ごたえと味の両方を楽しむというのは、ばかばかしいアイデアながら、試してみる価値があるかもしれない。
- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: コミック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る