橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

アメ横「大統領・支店」

classingkenji2008-12-19

今日は「居酒屋とり橋」のオフ会で上野へ。「大統領」だが、土曜の夕方となると本店には入れそうにないので、支店を待ち合わせ場所にした。集まったのは、ゆーこさん、ヤミ研さんのお二人。四時半の集合だったが、こちらの店もすでにほぼ満員。奥のテーブルの一辺に、身を寄せ合うような形になった。しかし店員の目配りがいいので、注文にストレスを感じることはない。ホッピーや日本酒を片手に、居酒屋談義。
この店のモツ煮込み、実は馬のモツを使っている。東京で馬モツ煮込みが食べられる店は珍しい。おそらく、ヤミ市時代からの伝統なのだろう。味付けには、これといった特徴はない。馬はクセがないので、下ごしらえをていねいにした普通のモツ煮くらいに思っている人も多いのではないだろうか。
オフ会はこのあと、京成線で立石まで遠征して「江戸っ子」へ行き、最後は新宿の「第二宝来家」でお開き。(2008.12.13)

台東区上野6-10-14
15:00〜0:00 日祝 11:00〜0:00 無休