「エポペ」のパレスチナ・ビール
二軒目は、タクシーで新宿に移動して、歌舞伎町の「エポペ」へ。フランス語で「美しい冒険」という意味だそうで、創業者はフランス人のカトリック神父さんとのこと。落ち着いた雰囲気のレストランバーといった感じで、大きなコの字型カウンターとテーブル席がある。引率してくれた毎日新聞の鈴木琢磨記者によると、「左翼のたまり場」だというが、文化人のたまり場でもあるらしい。作家の故遠藤周作氏も常連で、かの神父さんをモデルに書いたのが『おバカさん』だという。そういわれてみれば、いかにも酒好きインテリといった感じの人が多い。飲んだのは、珍しいパレスチナのビール「タイベ」。上面発酵のエールタイプで、フルーティーな香りと甘味がある。日本の地ビールにときどき見かけるアンバーエールに近い感じである。これを飲んで、ほんの少しだけパレスチナとの連帯意識にひたってみるのも悪くない。新宿区役所の斜め向かい。付け出し付きのテーブルチャージ一〇〇〇円とのこと。いかにも手作りといった雰囲気のホームページがあり、サービス券も印刷できるようになっている。(2008.10.3)
新宿区歌舞伎町1-2-8 第2ウイザードセブン4F 18:30- 日・クリスマス休 http://www.epopee.co.jp/index.html