橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

豪徳寺「祭邑」

classingkenji2008-09-25

日本に帰ってから、まず最初にしたことは、近所のなじみの店を一通り回ることだった。
店の人と親しく話すような店には、三ヶ月いなくなることを伝えておいた。しかし、常連とはいえそれほど親しくない店には、伝えていない。だから、一度顔を出して安心させてやらないと……という気がする。先方がどれほど気にかけているか、そもそも来なくなったことに気づいているか、わかりはしないのだが、何となく顔を出さないと落ち着かないのである。
今日行ったのは、小田急線沿線には数少ない美味い焼きとんの店。豪徳寺の駅を北側の道路に出て、すぐ右側にある。まずは、ホッピー。そして、カシラ、タン、アブラ、シロ、テッポウ、レバなどをいただく。あいかわらず美味い。ホッピーも、氷少なめの「準・三冷」でおいしくいただける。煮込みやレバ刺し、シロ刺しなどもおいしい。夜一一時までやっているとはいうものの、九時を過ぎる頃には品切れが続出するので、行くならお早めに。(2008.9.19)

世田谷区豪徳寺1-43-2
17:00 〜 23:00 日休