橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

『居酒屋ほろ酔い考現学』(毎日新聞社)発売日決定

classingkenji2008-06-04

新著です。一部で、このブログの文章を流用していますが、ほとんどは書き下ろしです。六月三〇日発売予定ですが、二七日くらいから書店に並びはじめるでしょう。この表紙は、ラフスケッチ段階のもので、少し変わるかもしれません。目次は、以下の通り。予価一五〇〇円です。
序 居酒屋から日本が見える
1.格差社会の居酒屋
2.居酒屋考現学事始め
3.銀座礼賛
4.ヤミ市の夢の跡
5.やきとりとは何か
6.国境の町を行く
7.下町居酒屋の越境体験
8.「山の手」の幻影
9.格差拡大と日本の酒文化
居酒屋はインターネット──あとがきにかえて