橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

「tanacalm」

classingkenji2008-05-19

近所に最近できたバー。ギネスの樽生と、アイリッシュウイスキー数種類を置いていて、広い意味ではアイリッシュパブといっていいだろう。店名は、店主の名字と「静けさ」という単語を掛け合わせたもののようだ。ギネスは、パイントとハーフパイントを選べる。ウイスキーはシングル五〇〇円、ダブル六〇〇円と、ダブルがお得。写真のソーセージ盛り合わせは、五種類が一本ずつにポテトサラダが付いて七〇〇円と安い。近所に安くて落ち着いたバーができたというのはありがたい。場所は、大変わかりにくい。経堂駅からすずらん通りに入り、鯛焼きで知られる和菓子屋さん「甘ぼう」のところで右に入ってすぐの右側。ギネスの看板がひっそりと置かれている。(2008.5.1)

世田谷区宮坂3−18−6
17:00〜25:00 日休