橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

江古田「和田屋」

classingkenji2008-02-13

今日は、出版社との打ち合わせ。大学の近くの、大きなテーブルのある居酒屋ということでこの店を選んだ。もともと、よく来ていた店なのだが、経堂に引っ越して帰りが反対方向になったので、ご無沙汰していた。メインのメニューは、もつ焼きと刺身で、いずれも安い。酒も、安い。学生を連れてコンパなどすると、けっこう飲み食いして一人三〇〇〇円にならないことがある。その辺のチェーン店の飲み食い放題より、よほど経済的だ。今日、久しぶりに来てみたら、うれしいことにホッピーがあった。しかも、三冷だ。ホッピーの営業は、新しく開拓した店には三冷を奨めるようなので、こういうことになるのだろう。泡は少なめだが、十分美味しくいただけた。江古田で三冷ホッピーを出す店は、初めてではないだろうか。また来ることにしよう。西武池袋線江古田駅北口を出て、線路際を桜台方向に歩き、踏切の手前の右側にある。店情報は、下記の通り。今後、あまり知られていない店で必要と思われる場合には、店情報をつけておくことにします。(2008.2.4)

和田屋
練馬区栄町30-2
03-3994-3706