橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

ニホンシトロンのレモン

classingkenji2008-02-01

ニホンシトロンといえば、ガス圧が強く、焼酎を多めにして酎ハイを作っても、炭酸の刺激がしっかり感じられるソーダで、下町の伝統ある大衆酒場の定番だが、これにレモン味のバージョンがあることを知る人は少ない。これを出してくれるのは、豪徳寺「祭むら」。以前この店に来た時に存在を知り、次は飲もうと思いつつ、ついホッピーに手が伸びて今日に至ってしまった。合成レモンを使っているのだと思うが、けっこう自然な味で、ガス圧は十分なのは写真の通り。(2008.1.29)