橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

有楽町「うた」

classingkenji2008-01-31

ライオンを出て、向かうは有楽町のガード下。「登運とん」に入るつもりだったのだが、満員だったので、すぐ近くの「うた」へ。ここに立ち寄った最大の目的の一つは、京都在住のLiさんに、生ホッピー初体験をさせること。ここの生樽ホッピーは、デフォルトでは氷入りで出てくるのだが、さすが大瀧さんは「氷無しで」とオーダーする。おそるおそる口に含んだLiさんは、「美味しいやんか、まともな飲み物や」と感心した様子。注文は、塩焼き・タレ焼きの焼きとん各種と、もつ煮込み、ポテトサラダなど。もつ煮込みは薄味で品が良い。ポテトサラダも、ていねいな作りで美味しい。場所柄、やや高いのが難点だが、串焼きの肉は大きめだし、許容範囲だろう。ちなみに生樽ホッピーは、中ジョッキで四七〇円。前回来た時に、写真を載せておいた。(2008.1.26)