プラティパス・ピノ・ノワール
新世界ワインついでに、私が家でよく飲むワインを一本。オーストラリアは、ニュージーランドやカリフォルニアの一部と並んで、新世界らしい濃厚な果実味とヨーロッパ的な繊細さを兼ね備えた良質なワインの産地である。コストパフォーマンスの高いワインが多いが、その中でもわが家のお気に入りで「ハウス・ピノ・ノワール」としてよく飲んでいるのが、このワインである。ピノらしいベリー系のくっきりした味わいで、軟らかいタンニン。現在で回っているのは二〇〇一年だが、熟成した色合いもでていて、ちょうど飲み頃ではないだろうか。アボリジニアン・アートのカモノハシ(プラティパス)のラベルも魅力的。ピノ・ノワールはブルゴーニュでよく使われる品種だが、最低二〇〇〇円前後出さないとブルゴーニュらしいものは飲めない。これは半分の値段でそれに近いものを味わえるお得なワインである。同じラベルの色違いで、シラーズもある。こちらはシラーズにしては控えめな味。大丸系のスーパー、ピーコックでも、九〇〇−九八〇円くらいで売っている。[rakuten:dwi:1375390:detail]