橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

赤坂「まるしげ夢葉家」

classingkenji2007-07-29

今日は全国居酒屋紀行のオフ会で赤坂へ。何と六〇人も集まった。太田和彦さんにお会いするのは、これが初めて。偶然テーブルが同じになり、お話しすることもできた。
この店に来るのは初めて。料理は、カツオのたたき、イワシなめろう、キスの西京漬けなど。お任せだったので、ふだんのメニューや値段はわからない。日本酒の種類が多く、しかも最近の注目作を集めているという感じ。日本酒の最新動向を知るには良い店だろう。貸し切りパーティーだったから、店の雰囲気や客層などについてはコメントしようがない。今日集まった面々をみると、多くはマスコミ関係者とホワイトカラーのようだ。居酒屋を、日常としてというより趣味として楽しむというのは、やはり新中間階級的な感性なんだろうなどと考える。久しぶりに日本酒を堪能。カウンターもあるので、今度一人で行ってみよう。