上野周辺
神谷バーを出て吾妻橋を渡り、東駒形へ。都営浅草線本所吾妻橋の駅の少し手前で右に曲がると、この店がある。吾妻橋から徒歩五分ほどである。古くからやっている店のようで、地元客が多く、繁盛して増設しているうちに、戸建ての店がいくつかより集まった形…
赤羽を出て、浅草へ。実は、今日の最大の目的は、この店へ行くことだった。気分転換というなら、まだ日が明るいうちのこの店ほど適した場所はない。日本の居酒屋を愛したサイデンステッカーは、こんなことを書いている。 日本のいわゆる知識階級の生活が、正…
今日は「居酒屋とり橋」のオフ会で上野へ。「大統領」だが、土曜の夕方となると本店には入れそうにないので、支店を待ち合わせ場所にした。集まったのは、ゆーこさん、ヤミ研さんのお二人。四時半の集合だったが、こちらの店もすでにほぼ満員。奥のテーブル…
ときどき、どうしても行きたくなるのが、この店。現在の建物は一九二一年に建てられたもので、関東大震災と東京大空襲で焼けたものの、そのたびに修復して使われて続けている。一階が「神谷バー」、二階が「レストランカミヤ」、三階が「割烹神谷」になって…
今日の二軒目は、すぐ近くの「豊田屋」。前回来たのは、去年の一月だから、一年以上のご無沙汰。テーブル席が中心だが、カウンター席もあるから、一人でも入りやすい。料理は種類が多く、黒板に書かれている本日のおすすめなど、刺身が十数種類あり、さらに…
JR日暮里駅の北口を出ると、下御隠殿橋という跨線橋がある。下を山手線、京浜東北線、東北本線、常磐線、東北・上越新幹線、京成本線が通り、通過する列車は一日二五〇〇本にもなるという日本有数の跨線橋である。この橋から、線路の両側を眺めてみよう。…
土曜日だというのに朝から大学で会議を四つもこなし、解放されたのは五時すぎ。アクセサリーを買いに出かけていた妻と待ち合わせたのは、御徒町である。入ったのは、落ち着いた普通の居酒屋風といった趣のこの店。土曜日サービスで、いつもは五五〇円の生ビ…
本郷の東大で研究会の後、串焼きが食べたくなって御徒町へ。御徒町のガード下は、意外に串焼きの店が少ない。あるにはあるのだが、ビールがスーパードライでホッピーがないという店だったりして、選択に困る。と思っていると、ガードをくぐって少し行ったと…
今日は、私が開いているバーチャル居酒屋「とり橋」のオフ会。午後三時半に浅草の雷門前で待ち合わせ、集まったのは、山城屋さん、ゆーこさん、大瀧さん、右近さんの四人。まずは煮込み通りへ向かい、有名店の「鈴芳」へ。最初は、生ホッピー(五五〇円)で乾…
上野は新宿、新橋、池袋と並んで最大のヤミ市街の一つだったが、その中心をなすアメ横は、他のヤミ市とはやや起源と経緯が異なる。他のヤミ市の多くが、新宿の尾津組・和田組、新橋の松田組などのように「組」支配の色彩が強く、「組」と中国・朝鮮人との対…
上野は時々行くが、どうしてもアメ横から御徒町にかけての界隈に偏りがちだ。駅の浅草口から台東区役所にかけてのあたりは店もさほど多くなく、なかなか立ち寄る機会がない。このあたりには「ほし野」という名店があったはずだが、今もあるだろうか。 今日は…
煮込み通りの次は、やはり、ここ。「浅草一丁目一番一号、日本一古いバー」というのが宣伝文句のこの店は、一八八〇年に一杯売りの酒屋として、一九一二年に洋風の「神谷バー」として、神谷傳兵衛によって創業された。最初は日本酒を出していたが、若い頃働…
ふと思い立って、浅草へ。ゴールデンウィークの浅草は、家族連れや観光客が多く、浅草にもこんなに人が集まることがあるのかと思うくらい賑わっている。もちろん、外人客も多い。天丼や蕎麦、お好み焼きなどの有名店の前は、長蛇の列。しかしこちらは、取材…
アメ横もヤミ市からうまれた商店街。その名前は、下谷引揚者更正会という引揚者団体が、飴屋を開いたことに始まるが、後には米軍の横流し物資や密輸品を多く扱ったことから「アメリカ横町」という意味も帯びることになった。現在でも店の中心は食料品と輸入…
東大で研究会の後、地下鉄で千駄木まで行き、谷中ぎんざへ。久しぶりに来てみると、ちょっと洒落た感じで食器や民芸品などを売る、観光地のような店が増えた。酒屋も、店先にワインをたくさん並べている。商店街を通り抜け、日暮里へ向かう。坂の階段を上ろ…
集中講義の二日目、今日は少し歩いて御徒町へ行くことにする。一軒目は御徒町のガードそばにある「佐原屋」へ。ともかく安い店で、ビール大瓶が五〇〇円、料理は二〇〇円台が中心で、いちばん高いのがキスやメゴチなどの天ぷら五〇〇円。客は中年男性がほと…