橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「一心」

以前から気になっていた、池袋西口から歩いて一分ほどの店。看板に「池袋漁港居酒屋」とあるように、海鮮が中心の居酒屋だ。 表の黒板が、食欲をそそる。メバル煮つけ、シメサバ、あなごの串揚げ、地ハマグリ焼きなど、読みやすい字でずらりとお勧めが書かれ…

椎名町「魚波 椎名町漁港」

椎名町の駅前に最近できた、海鮮居酒屋。全体で何軒あるのかわからないが、小規模チェーン店らしい。この店はわりと小さめで、一階はカウンターとテラス席。二階もあるらしい。 看板の刺盛りは、小結(五八〇円)、大関(一〇〇〇円)、横綱(一五〇〇円)と…

桜台「まいける」

この日は、まず桜台の「秋元屋」へ行き、もつ焼きと煮込みで軽く飲んだあと、何か新しい店はないかと探しながら、江古田方面へ歩く。すぐに見つかったのが、この店。店名は「まいける」だが、「ま」と「い」の間に小さく赤地に白抜きの文字で「ぁ」と書かれ…